電話相談のボランティアの話Ⅰ

2021-12-20

今年いろんな出来事がきっかけとなり、電話相談のボランティアに応募しました。悩みを抱えた人が電話をかけてきて、それに答える相談窓口です。

どこの相談窓口もそうなのですが、実際に電話を取る前に複数回の講習があります。その初回に先日参加してきました。


現在死ぬ気ゼロで元気いっぱいな人には“誰かを励ましたい時に役立つこと”

悩んでいる人には“その苦痛を和らげる方法”を伝えるべく、この記事を書きます。

もくじ


志望動機とこの記事について

包み隠さず言うと私は過去不登校児で、車乗ったままわざと川に落ちたことがありました。4年前には、親しくしていた人を自殺で亡くしました。

そのことを隠して、ごまかして生きてきました。こんなことはぺらぺら喋ることじゃないし、現実味がなかったり、配慮が足りないかもしれません。


ただ、自殺が選択肢に挙がるほど悩んでいる人がこの世にはたくさんいることも確かです。


私は今回応募したような相談窓口や、そもそも他人に悩みを相談しようと思ったことは一度もありません。でも何もかも打ち明けていたなら、変わっていたであろうことがたくさんあります。話せなかったからこそ、話してほしいと思います。

自分なんかのために人に迷惑をかけたくない。自分にできることなんて何もない。代わりがいくらでもいる。そう思っているかもしれません。でも、それらはすべてひっくり返せます。振り切れる日が来ます。

一人で悩んでいる人が誰かに相談できるよう、“相談できない人の相談に乗る方法”を見つけるため、学んでいきます。


第1回講習

初回の講習では今回応募した相談窓口の歴史、そして以下のことがらを学びました。


相談はしない。傾聴すること。“相談”とは問題を解決するために行うことです。相談窓口では直接問題に介入しない。その人の話にひたすら耳を傾けます。原因が分からず悩んでいる人も、話しているうちにその原因が見えてくるかもしれません。

本人の考える力を信じること。相談者は“相談窓口に電話をかける”という行動をとっている。考えて実行に移す力がある。それを信じ、乗り越えてもらうための一助となります。

“心の居場所”になること。心から安心できる、気張らずに何もかも打ち明けられる場所になる。そのために会話の内容は一切公言しない。秘密を守ります。また、同じ相談員が二度電話に出ることもありません。


まず“相談をしない”ところが意外でした。今回参加した窓口は子どもが主な対象となっているのですが、「こうしたらいい」などのアドバイスはしません。場合によっては、児童相談所などの機関を紹介することもあるそうです。この辺はもう少し講習を重ねないとイメージできない。

そして、“心の居場所”について。私は実家のようなものだと思いました。安心して休める。一緒にいて苦にならない、信頼できる人がいる。守られている。いろんなことを気軽に話せる。意識せずともあるはずの、すべての人になくてはならない場所です。

もちろん、実家にそんな気持ちを抱いたことが一切ない人もいるでしょう。だからこそ必要なことだと思いました。一番心に残る言葉でした。


最後に

多くの相談窓口がそれぞれ違う活動方針で運営されています。今回紹介したのはその一例です。

先々週の木曜日に講習を受けて、それから今日まで何度書き直しても人に見せられそうな文章がまったく書けませんでした。こんな風に一つのことに無限に時間を使っていたらなにもできない。考えすぎて頭がおかしくなりそう。一個前のタリーズの話なんかは2時間くらいで書けたんですが・・・。


今後の講習でもっと多くのことを学び、また私以外の参加者の方はどんな理由で参加したのかいつか聞いてみたいと思います。


つづきなど



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