下書き2

この世界の天秤は壊れています。苦しんだら苦しんだのと同じ分だけ後から幸せになったりはしません。


先日共通テストがありました。

Twitterのトレンドは数学の出題傾向で盛り上がり、


www.asahi.com

その数日後には #不登校激増 がトレンドになりました。

上の画像の24万人という数字に高校生は含まれていません。

https://www.mext.go.jp/content/20221021-mxt_jidou02-100002753_1.pdf

令和3年度の高校生の不登校生徒は50,985人となっています。

この5万人のうち、今年受験生だった方は果たして共通テスト会場に行くことができたのでしょうか。外を走る路線バスの電光掲示板さえも受験生の合格を祈願していましたが、そもそも彼らはそういう次元にいない。

同級生が未来に向かって歩を進めている今、不登校のみなさんはどんなことを考えて過ごしているのか。

『生きるか死ぬか』です。


もくじ


統計から分かること

先述の24万人や5万人という数字ですが、これは病気やケガなどを理由に学校を休んでいる方を含みません。つまり、不登校生徒のみなさんは健康ということです。私もどこも悪いところはありませんでした。


不登校の要因*1の最たるものとして、『無気力や不安』が挙げられています。

不安で外へ出られないという状況はもちろんあるでしょう。ただその不安がどこからきているのか、不登校の要因の要因まではわからない。今の学校生活が不安なのか。将来が不安なのか。

学校に不安があるなら取り除けばいい。将来が不安なら誰かと一緒に考えたらいい。もしかしたらそう思われる方もいるかもしれません。

そして不登校やひきこもりの方はこう思うはずです。
「そういうことじゃない」


冒頭で不登校の方は『生きるか死ぬか』考えていると書きました。学校に行く。進学する。就職する。これらはすべて『生きる』ことが前提になっています。その前提が揺らいでいる。将来の心配の前に生存の心配がある。

続く

*1:ところでこの不登校の要因というのは生徒本人に聞いたものではおそらくないと思います。「あなたはなぜ不登校なんですか?」私が現役の時は聞かれませんでした。まあそれはいいか