かろうじてGWまで生き延びたあなたへ

えらい!!!!!!!!

~完~


(※この記事について:学校行くの嫌でもう死のうかなって思ってる人あてに書くものです)


ゴールデンウィーク、いかがお過ごしですか? いくら普段学校サボりまくってても、祝日って嬉しいですよね。気分が楽というか。まあもう終わるけどな!!!

春の陽気と夏への期待は、どんな生きる気のない人間にも「生きてていいのかな」と錯覚させます。そうこうしているうちにすぐシルバーウィークになります。んですぐ卒業します。しました。

そんなのイヤですよね。私も過去に戻れるなら5月からやり直したい。なので、今暗黒の気分で5月を過ごしているみなさんに対してなにか言うことはないのか考えてみました。


私が不登校だった頃を振り返ってみて思うことがいくつかあります。

『当時の私を毎日学校に行かせる方法は存在しない』

『人と同じようにできないのは当たり前の当たり前』

『高校生は自分のこと大人だと思ってるけど、実際はいうてなんも知らんクソガキ』

このあたりです。


誰だって周りの同級生と同じように普通に毎日学校に通って勉強して恋して元気に進学したり就職したりしたいと思っているはずです。

なぜその「普通」ができなかったのか。昔の私のどこを変えればそれが叶ったのか。

一つも思いつかないんですよね。


それは、その状況を生み出しているのが自分一人ではないからです。

北極の氷が解けていくのはなぜでしょうか?

現在、地球の平均気温は14℃前後ですが、もし大気中に水蒸気、二酸化炭素、メタンなどの温室効果ガスがなければ、マイナス19℃くらいになります。太陽から地球に降り注ぐ光は、地球の大気を素通りして地面を暖め、その地表から放射される熱を温室効果ガスが吸収し大気を暖めているからです。
近年、産業活動が活発になり、二酸化炭素、メタン、さらにはフロン類などの温室効果ガスが大量に排出されて大気中の濃度が高まり熱の吸収が増えた結果、気温が上昇し始めています。これが地球温暖化です。



あなたが地球だったとして、この問題には何も手出しできない。自分の問題を自分では何一つ対処できない。


学校に行けない理由が「いじめ」だったら、いじめてる人を改心させれば行けるようになるかもしれない。

学校に行けない理由が「家がめちゃくちゃで学校どころじゃない」なら、まともな親にすげ変えれば行けるようになるかもしれない。

いじめる同級生がいる。男作って子ども捨てる母親がいる。酔って家の壁蹴り壊す父親がいる。

でも、地球温暖化を防ぐのと同じレベルでそんなの一人じゃ絶対にどうにもできないんですよ。


そして自分の状況は自分しか分からないから、これが普通だと思ってしまう。他の人もそうかもしれない。これが普通なんだと。

でもこんなの傍から見りゃどう考えたっておかしい。そして、こんな状況で『人と同じようにできないのは当たり前の当たり前の当たり前』なんです。

できないことを悩まないでください。
できることだけ考えて生きていきたい(せやな)


また、例えば今あなたが高校生だったとして、今のままの頭脳で小学生に戻ったらたいていの悩みはおそらく取るに足らないものになるでしょう。

同じように、現在大変えらいどこに出しても恥ずかしくない立派な大人の中の大人になった今の私が中学生に転生してやり直せば、不登校や引きこもりの気持ちなんて一切分からないふつーのサラリーマンになって天寿を全うしていたはずです。こんなどーーーーーーしょもない文章を書くことも絶対なかった。

今見えている景色が世界のすべてだと思っている。でもそれは、この広い世界のごくごく限られた一部でしかない。子どもなんです。この文章だって、10年20年後の私が見たら「クソガキやんけ!」って思うはずです。

中学生高校生の視点から見た小学生のように、いつか大人になったあなたから見た今のあなたは、まぎれもなくなーんも知らん右も左も分からんひよっこもひよっこのクソクソクソガキなんです。

だからどうすればいいのか分からないことで悩まないでください。「なんで辛いのかすらも分からない」ことで悩まないでください。


おわりに

私は学校で国語をちゃんと勉強しなかった*1ので、このように思っていることを列挙していくことしかできない。「これこれこうだから、こうしろ!」みたいに書こうとすると3か月くらいかかる。確率の計算を忘れた者はなんでも総当たりでやるようになる。「じゃあどうすりゃいいんだよ!!!!」ってのも分からない。だから読んだあなたが整理してください。勉強をサボったことに関する後悔があるとすれば、まあこれだけかな。文芸部や文学部に入ればよかった。

かろうじてGWまで生き延びたあなたへ。私もかろうじて生き延びました。死にたい人間なら本当に死ぬこともありますが、私は死にませんでした。生き残ったんです。

あの時どうして死ななかったんだろって思う日もたまにあります。今もそうです。でも「たま~に」です。なんでかって、まだ喋りたいことがあるからです。

思いついたらまたなんか書きます。私が喋りたいことを喋り終えるまで、うっかり事故とかで死なないよう祈ってください。

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*1:「作者の気持ちわかっとる」って褒められたことはある