【MTGA】TWEETDECK(白青《つぶやく神秘家》)

2019-07-06

やぁみんな!また会ったな。シモンズだ。

すぐ組める【青単】でゴールドを集めていたんだが、同じデッキばっかりで飽きてきた(青単自体はいろんなことを学べるいいデッキだ)。やっぱり自分のデッキで勝ちたいよな。

そんな時出会ったのが今日の主役、《つぶやく神秘家》だ。

もくじ


《つぶやく神秘家》との出会い

俺がこのカードと出会ったのは『ラヴニカのギルド』ドラフト。使ってみてすぐに気づいた。



B(ird)-29



《つぶやく神秘家》を《模写》するとゲームに勝つ


飛んできた除去をカウンターして1羽2羽、ドロースペルで3羽4羽・・・もう空中(そらじゅう)鳩まみれだ。相手はクリーチャーの攻撃でライフを削ることが一切できなくなる。ビートダウンデッキそのものの存在を脅かす強烈な能力だ。


トークン戦略の弱点は全体除去だが、神秘家自体は環境の全体除去*1で落ちないから、何度でも鳥を呼ぶことができる。

スタンダード全体で見れば《浄化の輝き》《絶滅の星》があるが、これらは神秘家より重いのでカウンターできる。あとは鳥を20体タップして勝利だ。


上はドラフトの話だが、俺は思った。構築戦でも使えないだろうか? 《つぶやく神秘家》はイゼットデッキで1~2枚採用されている*2みたいだが、コイツを主役に据えたデッキが組めないだろうか。

赤単、白単、青単、ゴルガリ、イゼット、ジェスカイ・・・環境のデッキ相手にゴールドを減らし続け、構築イベントで4勝以上出来るまで練り上げた。待たせたな!リストはこれだ。


デッキリスト

10 クリーチャー
3 防御牝馬
3 財力ある船乗り
4 つぶやく神秘家
26 呪文
2 潜水
2 選択
2 ギデオンの叱責
2 活力回復
1 否認
1 アズカンタの探索
2 強者鏖殺
2 魔術師の反駁
1 議事会の裁き
2 イクサランの束縛
2 残骸の漂着
3 薬術師の眼識
3 ドミナリアの英雄、テフェリー
1 ボーラスの手中
24 土地
8 平地
8
1 天才の記念像
4 氷河の城砦
3 進化する未開地

さくっと4積みして回してみたところ、《つぶやく神秘家》が並べばやはり勝つ。が、4マナのクリーチャーを並べるのは容易じゃない。1体目を出すころにはライフが一桁ってこともある。あとPWに弱い。鳥トークンが並ぶまで戦闘で忠誠度を減らせないんだ。

というわけでライフを稼げて、追放エンチャントでPWを対策できる白を2色目に据えたのが上のデッキだ。早速見ていこう。


カード解説

《神秘家》が並ぶまでの時間を稼ぐ

赤単や白単など速いデッキが多く、ゴルガリの探検クリーチャーも無視できないサイズを持っている。《残骸の漂着》だけでは捌ききれないので、追加のブロッカーと除去が必要だ。
《防御牝馬》《財力ある船乗り》:地上を固めつつ、ライフと神秘家+カウンター用のマナを残してくれる2枚。これらに除去を回してくれればしめたもの。

《ギデオンの叱責》:鳥トークンの出る《封じ込め》だ。《アダントの尖兵》やフェニックスには効かないが、このたった一匹の『見えない鳥』がライフやテフェリーを守ってくれる。
《強者鏖殺》:《神秘家》を残しつつ、《殺戮の暴君》《パルン、ニヴ=ミゼット》《破滅を囁くもの》とその取り巻きをたった3マナで除去できる。赤単や青単には効き目が薄いが、《ベナリアの軍司令》や探検でサイズアップしたクリーチャーに効く。

ドロースペル

デッキに4枚の神秘家を引き当て、かつそれを維持するためのカウンターと十分なマナ。まとまった数の手札が欲しい。

《薬術師の眼識》:速いデッキ相手にはめちゃくちゃ重いが1枚は必要で、遅いデッキとやり合うためにはたくさん引きたい。よって3枚だ。
《選択》《活力回復》《アズカンタの探索》:土地を集めて《薬術師の眼識》に繋げる。《アズカンタの探索》は後半カウンターや全体除去を探しに行ける。テフェリーの+1効果で2回使う動きが強い。

カウンター

《神秘家》を維持するためのカウンタースペル。

《潜水》:赤の火力スペルや天敵の《貪欲なチュパカブラ》、《最古再誕》まで幅広く対応する。
《否認》《魔術師の反駁》:後半頼もしい確定カウンター。6マナある状態で《神秘家》とセットで構えたい。

PW対策

《議事会の裁き》《イクサランの束縛》:相手のライフが0になるより、2枚目の《ビビアン・リード》や《ニヴ=ミゼット》を引かれる方が早いので束縛がメイン。とはいえ速いデッキには出す暇がないため、《議事会の裁き》と散らして採用。鳥トークンで召集したり、5ターン目に《財力ある船乗り》と一緒にプレイできる。
《ボーラスの手中》:4枚目のプレインズウォーカー。効果が強力な分、割られた時のダメージも大きい。忠誠度を溜めきった返しのターンで奪うなどして工夫したい。

プレインズウォーカー

《ドミナリアの英雄、テフェリー》:第二のフィニッシャー。+1効果で引き込んだカウンターが神秘家を、神秘家が呼び出した鳥トークンがテフェリーをそれぞれ守りあう。奥義も達成しやすい。

土地

《氷河の城砦》:『このデッキは間違いなくスタン落ちまで使う』というデッキが見つかったら、迷わずワイルドカードで土地を揃えよう。
《進化する未開地》:2色デッキならタップインデュアルランドの代わりに使える。マナフラッドを誤差レベルで緩和し、マリガンや《選択》、《水没遺跡、アズカンタ》でボトムに送らざるを得なかったカードを一応リセットできる(一応な)。

サイドボード

ゆくゆくはサイドありのイベントにも参加してみたいね。ここでは調整の結果抜けていったカードを紹介。

《模写》:《防御牝馬》をコピーしても強いのだが、《防御牝馬》自体を増やしたほうがいいと分かり2枚目の《活力回復》に。
《航路の作成》:序盤はダブついた《薬術師の眼識》を捨てつつ土地を探し、後半は2ドローできる。
その他《民兵のラッパ手》+《悔恨する僧侶》《セイレーンの嵐呼び》《ヴォーデイリアの秘儀術師》《鏡像》、《征服者の誇り》など。


バードウォッチングが好きだが、《弧光のフェニックス》に使うワイルドカードがないあなたにもオススメのデッキだ。


使用上の注意

最後に一つだけ。《浄化の輝き》と《絶滅の星》以外で対処できないとさっき書いたが、《ウルザの殲滅破》にも気をつけてくれ。イマーラ・シャナ・ラネリー・シャライ・オレリア・トロスターニ・カーン・ビビアンの入った【ナヤ伝説的】とも呼べるデッキに当たったんだが、カーンの+1効果でめくったカードが2枚とも殲滅破でカウンターできずに負けてしまったんだ。あんまりビックリしすぎてスクリーンショットを取り忘れたのが残念だ。

読んでくれてありがとう。

*1:《轟音のクラリオン》《煤の儀式》《採取+最終》

*2:コヴァルスキ先生のスタンダード環境解説講座 | 【晴れる屋】