ぶっちゃけメンヘラだこれ

2019-09-30

  • 手首を切る
  • 病名がついて何かしらの補助金が出る
  • 精神的に不安なところはあるけど、薬の力を借りて普通の人と同じように過ごそうと頑張っている


 こういう人たちをメンヘラと呼ぶのだと私は思っていました。勝手にそう定義していました。

 上の3つには全く当てはまらなかったので、私は自分のことをごく当たり前に普通の健康な人間だと思い込んでいました。思い込んでいたとしか言いようがない。信じて疑わなかった。痛いのとか血とか当たり前に嫌だし、お医者さんと世間話して数時間テンションが上がる薬?貰って帰ったところでどうにもならないだろ、常識的に考えて・・・


 でも「普通の人と同じように過ごしたい」とは思っていました。私はいつからか学校をサボるようになってしまった。どういうわけか外に出られなくなった。もうこの時点で私はメンヘラだったんです。まったく気づかなかった。10年以上気づかなかった。

 でもこんなのいつでも現状を見れば即判断できたはずなんです。足が折れてるとか、肉体的な不調で日常生活に支障をきたしているならそれは怪我です。なんとなく辛くて外に出られないとか、精神的な不調で日常生活に支障をきたしているならそれはもう問答無用でメンヘラなんです。書いてて「いやなんで俺がメンヘラなんだよふざけてんのか?」と自分でも思いますが、それならなぜ学校に行かなかったのか?認めざるをえない。何かがおかしかったんだと。


 そして私がメンヘラであるイコール、あなたもメンヘラということになります。


 人をメンヘラ呼ばわりして一体なんなんだ。私が言いたいのは、『あなたは弱っている』ということです。元気があれば何でもできると言いますが、ない。濡れたひよこみたいなものです。ほっといたらいつか凍え死んでしまう。暖かい場所へ行き、自分自身をいたわってあげなければいけない。

 私は少し元気になったかと思えばすぐ自暴自棄になるのを繰り返していました。少し暖まったのでまた外出たらあんまり寒くてすぐ引き返してしまったのです。寒かったらコートを着ればいい。実際みんな着ていました。でも私はコートを持っていなかった。それどころか凍えていることにすら気づいていなかった。心が。10年経ってやっと気づいた。タイムマシンがあったら、昔の自分を温泉にでも連れて行ってやりたい。


 ちょっと言い過ぎました。嘘です。すみません。あなたはメンヘラじゃないです。ないですが、もし隣の席の人よりかなり学校に行っていないとか、なんか実生活に暗雲立ち込めてそうな時は「自分は今弱っているのか?」と疑ってみるべきです。別に悪いことじゃありません。なにかしらのストレス要因があって疲れているだけかもしれない。疲れていると視界もぼやけるし、足腰もフラフラです。いやフツーだし!疲れてねーし!と思い込んでフラフラ歩いていると、いつか大穴に落ちる。取り返しのつかない大怪我をします。私のように。


 次回は弱ってたら何なのか、メンヘラだったら何なのか、私はどうするべきだったのか書いていきますっつーかメンヘラメンヘラうるせーな。誰がメンヘラだ!

まとめ

「自分が弱っていたら少しいたわってあげよう」


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