読むと元気になれる本

2018-08-31

  • つらい
  • 悩んでる
  • 病気でもないのに学校を休んだことがある

人に読んで欲しい。この本です。


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見ての通り、『人生を明るく過ごす10のコツ』みたいな本ではないです。そんな能天気なタイトルに惹かれるような人は十分明るく過ごせていると思いませんか?

この本は精神科医の方が書いた、自殺の統計的な本です。少し引用します。

自殺の危険の高い人は自分がこの世でたった一人きりで、誰も救いの手を差し伸べてくれないと感じ、深い孤独感や孤立感に圧倒されている。これは、単身で生活していて、現実に周囲に家族も友人もいないといった場合もあれば、実際には周囲に自分を支えてくれる人がいるにもかかわらず、本人が孤立しきっていると確信している場合もある。



どうでしょう、心当たりあります?

私は正直ありました。学生の頃は死にたいとまでは思ってなかったけど、とにかく心細かった。心の底から頼れる人が誰もいなかった。疲れ果ててもう倒れたい時、もたれかかれるものが何もなかった。

自殺の危険とは、ある人物が生涯にわたって発展させてきた非適応的な行動の最終的な結果であることがしばしばである。



不登校の延長線上に自殺の可能性がある。私がこの本を読んで多少元気になれたのは、あの頃つらかった原因がはっきり分かって納得できたからです。

このページを開いたあなたも、なんとなくつらい・どうにかしたいと思っているはずです。そのつらさの原因が解消できないものであっても、「なんでつらいのか」がはっきり分かれば少し楽になれる。なった。


つらくて学校に行けない人全員に読んでほしいのですが、正直誰も読まない(タイトルがタイトルだし)と思うので、ここからはこの本を読んで思ったことを書いきます。


・・・書いていったんだけど、落ち込んでる時って誰に何を言われても知らねーよカスってなるよね。私はなる。ので消した。


一日や二日休んだところで大差ないので、今日は学校に行くふりをして最寄りの図書館や本屋さんに行き、上の本を探してみてほしい。いやもうめんどくせーしいいか。私もよく、学校の近くまで行っては引き返してため池(湖だと思っていたがため池だった)でぼーっとしていた。とっくに授業の始まっている午前10時前だった。なんで教室に入れなかったんだろう。今ならもっと楽しく過ごせそうなんだけどな。

書こうと思ってたこと

  • そのうち不安に耐性が付いて毎日普通に学校に通えるようになると思っていた。ならない。時間の経過とともに背は伸びるかもしれないが、心は強くならない。背が伸びるのは単にご飯を食べているからである。時間は何も解決しない。
  • 周りの人と同じように普通の人間だと思っていた。普通じゃない。学校を休みまくるのはどう考えてもおかしいし、なにかが決定的に違う。
  • 自分だけが悩んでいるのだと思っていた。自分ひとりだけの悩みなんてない。有史以来、星の数ほどの人間がいて、自分と同じような人・同じような悩みを抱えていた人も必ずいた。誰かも同じことで悩んでいる。そう考えると少し楽。
  • 死ねば楽になれると思っていた。死ねない。死ぬには心臓が止まるほどのダメージを身体に与える必要があるが、自分一人では到底生み出せない膨大なストレス(何かに失敗したとか、フラれたとか)がかからない限り、絶対に不可能である。人体は頑丈すぎる。
  • 自分が全部悪いんだと思っていた。そんなわけがない。ある日突然、学校をサボりまくる不良になったわけじゃない。急に悪い子になるわけがない。原因が必ずあるし、あなたは何も悪くない。私も何も悪くない。



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